curator


curator”「キュレーター」

少し前に何度か、「一億総キュレーター時代」を”新たに提唱・サポートします”と喧伝するあるIT企画企業の記事を見た。

海外(欧州や米国)では、この語「キュレーター」はすでに日常的にビジネス以外にも頻出する。情報収集・処理、関連付けて再度サイト化、再提示。検索や集積サイト、Twitter botみたいな事する人を指すようだ。

この語は『バイラル・ループ』(Viral Loop/ by Adam Penenberg著)の日本語訳者前書きにも触れられている。「バイラル・ループ」とはその訳者によれば、「インターネット上でブログやツイッター、ユーチューブなどのソーシャルメディアを経由して、情報がウイルスのように伝播していく現象」との説明。このバイラル・ループのハブとなる個人を「キュレーター」の用語で言い表している。

本来「キュレーター」は「学芸員」を文字通り指すけど、「クリエイター」と韻を踏むために一般化。プロデューサー、編集者(エディター)、組織者(オーガナイザー)、監督(ディレクター)等など。企画、リミックス、アレンジ、コラボ、コピペ、カバー ・・ 名称なんて何でもいい。時代を少し飛んで「農業者」だっていい。

「農業者」。
今的な意味を加味して同様に、強いて英語で云ふなら、”groundactor”「 グランドアクター」と言ったところ?
ナチュラリストであり、知を結集して自然との身体的関わりを実践する人だ。現代社会の中では、その実践生活はまさにパフォーマンスの要素がますます色濃くなっていく。

2010年10月23日(土)記す

One comment to “curator”
  1. 語句補遺:編集部

    4年ほど前の記事。”groundactor”は農業者に限らず、今なら「生活者」と言い換えるだろう。この語のイメージはだんだんと「宮沢賢治」に限りなく近づいている。
    ”curator”は今は「キュレーション」という言葉で一般化(日本語化)しているように感じた。自プロフィールに記したcuratorは従来の「学芸員」の意味。

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