manifestation

虫めづる姫君の事 (原文) 「此ひめぎみののたまふ事、人々のはなてふやとめづるこそ、はかなくあやしけれ、人はまことあり、ほんぢたづねたるこそ心ばへおかしけれとて、よろづのむしのおそろしげなるをとりあつめて、これがならんさ

to commit

君ゆへに 時は江戸の頃、こんな掛け合いがありました。 命知らずとよし、云わば云え これに対する返しです。 君ゆへに腎虚せんこそのぞみなれ 「腎虚」とは精液が枯渇する状態をいいます。 この歌、現代的に読むとどう理解されるの

being under the sky 2.0

『なめとこ山の熊』について ●なめとこ山の風景 「なめとこ山は大きな山だ。淵沢川はなめとこ山から出て来る。なめとこ山は一年のうち大ていの日はつめたい霧か雲かを吸ったり吐いたりしている。まわりもみんな青黒いなまこや海坊主の

being under the sky 1.0

眼にて云ふ 血がでてゐるにかゝはらず こんなにのんきでくるしくないのは 魂魄なかば からだをはなれたのですかな たゞどうも血のために それを云へないがひどいです あなたの方から見たらずゐぶんさんたんたるけしきでせうが わ

reaching for the sky

ことばのかたち 第3集後記(書簡・日記) 2008-11-22 「それは、星かげのように、平野のそこここに、ともしびばかりが輝く暗夜だった。 あのともしびの一つ一つは、見わたすかぎり一面の闇の大海原の中にも、なお人間の心

actuality on the literature

【文學ト云フ事】ぶんがくということ 以前に同名タイトルの深夜番組があった。各回一つの文学作品を3分間のCMとして見事にまとめ上げたもので、いわば文学の予告編。最初に見たのが、途中からだったが、『夢十夜』であった。すぐに文

and, then

“花一輪、ふたつの鉢には盛れません” 森田芳光監督の1985年度作品。原作は夏目漱石の『それから』。 高校の教科書に取り上げられているこの作品、人によっては拒絶反応を引き起こすかもしれない。 教科